2016年 01月 30日
糸島市 地域猫 殺処分 |
糸島市のホームページ(市議会) で「地域猫」で検索をかけたら
2015年3月の定例議会 での質問されたものが出てきました。
パブリックコメントの参考になればと思い、掲載させていただきます。
2015-03-11 : 平成27年 第1回糸島市議会定例会(第3日) 本文
◯18番(伊藤千代子君)
次に2番目です。ペットの殺処分ゼロを目指す取り組みについてです。
地球上は多種多様な命に満ちあふれています。中でもペットは人間にとって最も身近で心を癒してくれる家族のような存在です。しかし、年間、何十万匹のペットが全国で捨てられたり、さまざまな理由で殺処分をされています。約10年前、平成16年度には、年間2万匹のペットが福岡県内で殺処分をされました。福岡県は一時全国ワースト1位で、その後、殺処分を減らす取り組みを行って、平成24年度の殺処分数を調べますと、犬、猫合計で7,377匹、半分以下には減らしてはおります。それでも多いというふうに思います。やはり命の数なので。糸島市の殺処分の実態について伺います。
◯議長(浦 伊三次君)
福嶋市民部長。
◯市民部長(福嶋 剛君)
平成24年度でお答えをさせていただきます。糸島保健福祉事務所に確認いたしましたところ、福岡県動物愛護センターへ移送をした数が、犬42頭、猫252頭、合計294頭でございました。このうち、一部譲渡をされる場合を除き、基本的に殺処分をされているというふうに伺っております。
以上です。
◯議長(浦 伊三次君)
伊藤議員。
◯18番(伊藤千代子君)
どうして今回、この質問をしようかと思ったかといいますと、本当に昨今、残酷というか、残忍というか、命を軽く扱うような、本当に殺伐とした事件が続いています。そういう意味で、やはり私たち自身も命について考える機会になればということで、私はこの質問を取り上げたわけなんですけれども、猫の殺処分について言いますと、糸島市と人口が同じくらいの大野城市が67匹、筑紫野市が31匹、春日市が26匹となっています。糸島市の200匹を超える数というのは、決して少なくはありません。しかも、保健所に聞きますと、やはり古賀市の動物愛護センターに行ったペットは、もうほとんど98%ほどは即殺処分になるというふうにお聞きしました。
そこで、やはり殺処分を一番減らすためには、市民のモラルの向上ということがまずは不可欠です。ペットを衝動買いしないとか、簡単に安易に捨てないとか、そしてまた、最後まで飼う努力をする。こういうことを広報とかホームページ等を使った啓発に取り組んでいただけないかというふうに考えるんですけれども、いかがでしょうか。
◯議長(浦 伊三次君)
福嶋市民部長。
◯市民部長(福嶋 剛君)
本市では、これまでイベントや街頭啓発あるいはしつけ方教室、広報など、さまざまな取り組みを行っておりまして、飼い主にペットを最後まで終生飼養するよう啓発に努めてまいりました。今後も引き続き広報やホームページを含む多様な方法で周知啓発に取り組んでまいりたいと、このように考えております。
以上です。
◯議長(浦 伊三次君)
伊藤議員。
◯18番(伊藤千代子君)
よろしくお願いいたします。
それから、殺処分というのは、先ほども言ったように、古賀市の動物愛護センターに持ち込まれたペットは、ほとんど即殺処分になる運命だそうですけれども、その方法は、二酸化炭酸ガスによる窒息死であるそうです。決して安楽死ではありません。そこで、殺処分を減らすには、犬に関しましては、かなり数が減ってきているそうですので、今大きな課題は、やはり猫の問題だそうです。特に子猫の殺処分をいかに減らすか、そのことが課題となっています。
福岡県が策定をいたしました福岡県の動物愛護推進計画というのがここにあります。これを見せていただきますと、これ去年の3月できたんですけれども、これを見ますと、福岡県も全国の中では高いほうなので、やはり推進していこうということで、県は地域猫活動を取り組む市町村を支援するということで政策を行っております。この地域猫活動というのは、簡潔に言いますと、どのような活動なんでしょうか。
◯議長(浦 伊三次君)
福嶋市民部長。
◯市民部長(福嶋 剛君)
議員御紹介の地域猫活動につきましては、いわゆる野良猫がふえ過ぎたり、猫のふん尿や鳴き声などによるトラブルを防止するため、地域の合意のもとに、猫の不妊、去勢手術を行い、また、餌の世話やふん尿の始末などを地域の方あるいはボランティアで適正に管理をし、最後まで地域で猫を飼育するという活動でございます。
以上です。
◯議長(浦 伊三次君)
伊藤議員。
◯18番(伊藤千代子君)
そうですよね。猫の不妊、そしてまた去勢の手術を徹底することで、殺処分を減らすことができる。そのことが全国の自治体で立証されています。隣の福岡市でも、もう殺処分ゼロ宣言を市長さんが行われました。不妊手術をした猫というのは、野良猫であっても、耳をV字にカットをして、すぐわかるようになっています。ボランティアの方々にお話を聞きますと、餌をあげるだけではなくて、地域周辺の掃除に取り組まれて、環境美化をしたり、また、その不妊手術を行って、生まれてすぐにガス室で殺されてしまう不幸な子猫をなくすために活動をされております。その取り組みがもう今年度から糸島市でも県の支援を受けて、保健所などとともに協働しながら始まっているというふうにお聞きしたんですけれども、それは事実でしょうか。
◯議長(浦 伊三次君)
福嶋市民部長。
◯市民部長(福嶋 剛君)
そのとおりでございます。
◯議長(浦 伊三次君)
伊藤議員。
◯18番(伊藤千代子君)
これまで保健所、または獣医師会、そこが中心になって殺処分を減らす取り組みを行ってこられました。今後はさらに市民のボランティアの方々を積極的に活用して、糸島市も殺処分ゼロを目指す取り組みを進めていただきたいというふうに思うんですよね。糸島市には、盲導犬の訓練所もあります。そして福岡市から多くの方が引っ越して見えますけれども、福岡市では、ペットが飼えなかったけれども、糸島市に引っ越してきて、犬や猫が飼えるようになったということで、子供の情操教育、今、本当に先ほどから言うように、子供たちのいろんな悲しい残忍な事件もふえています。その中で、やはり命を大事にする情操教育にもつながることじゃないかなというふうに思います。ですから、ペットの殺処分ゼロを目指す取り組みというのは、命を大事にするまちとして糸島市のイメージアップにもなると思いますので、それはまた今後ともよろしくお願いしたいというふうに思いますが、いかがでしょうか。
◯議長(浦 伊三次君)
福嶋市民部長。
◯市民部長(福嶋 剛君)
現在も糸島保健福祉事務所や動物愛護ボランティア、それから、糸島小動物獣医師会等と連携しながら、人と動物の共生を図るために必要な諸問題の解決に向けて取り組んでおりますけれども、引き続きそのような取り組みを続けていきたいと、このように考えております。
以上です。
◯議長(浦 伊三次君)
伊藤議員。
◯18番(伊藤千代子君)
わかりました。よろしくお願いします。
by nekodays1025
| 2016-01-30 21:44
| 地域ねこ
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